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2026.09.21

婦人科の外来患者が増えない理由|分娩休止後に見直すホームページとGoogleマップ

婦人科外来、伝わっていますか? 分娩休止後のホームページとGoogle情報の見直しを呼びかける画像


分娩を取りやめ、婦人科外来に軸足を移す。人員体制も設備の使い方も地域の医療機関との連携も含めて、決断から実行まで時間をかけて進めてきた転換です。ところが体制を変えたあとも、地域からの見られ方はなかなか変わりません。「あそこはお産の医院」という印象は、何年もかけて積み上がってきたものだからです。

患者にとっては、医院の名前も場所も看板も同じまま。変わったのは中身だけです。

結論:診療体制を変えたときに必要なのは、集患施策を足すことではなく、外から見える情報を新しい体制に合わせて作り直すことです。ホームページとGoogleビジネスプロフィールが以前のままなら、地域の認識も以前のままになります。


こんな婦人科・産婦人科の院長におすすめです

  • 分娩を取りやめたが、婦人科外来の患者が思うように増えていない
  • 検診・更年期・ピルなどの外来を強化したいが、地域に伝わっていない
  • ホームページが分娩・出産の案内を中心とした構成のままになっている
  • 分娩の問い合わせが今も続いていて、そのたびに説明している
  • 承継で体制が変わったが、以前のイメージが残っている


なぜ「変えたのに伝わらない」のか

背景を整理します。出生数は2022年に初めて80万人を割り込み、その後も過去最少を更新し続けています。分娩件数の減少を受けて、分娩を扱わず婦人科外来に特化する施設への転換も進んでいます。外来を強化する背景や事情は医院ごとに異なりますが、転換そのものは珍しいことではなくなりました。

困るのは、この転換が患者側からは見えないことです。院内では大きな変化でも、外から見える情報が変わらなければ、地域の認識は以前のまま残ります。

そして情報の更新は、診療体制の変更に比べて後回しになりやすい部分です。ホームページは分娩や出産の案内が最上部に残り、Googleビジネスプロフィールの説明文も以前のまま。日々の診療を回しながら、外から見える情報の全体を点検し直す時間は簡単には作れません。

その結果、分娩の問い合わせは続く一方で、婦人科外来の案内は届いていないという状態になります。問い合わせのたびに「現在は扱っていない」と説明する手間が発生する一方で、検診や更年期の相談で来てほしい人には「産婦人科だから自分の用事ではない」と思われ、最初から候補に入れてもらえません。

お産の案内が前面に残り、現在の婦人科外来の案内が隠れているホームページのイメージ

① 「今、何をしている医院か」を最上部に置き直す

最初にやることは、新しい施策の追加ではなく、既存の情報の並べ替えです。次の5か所を確認してみてください。

  • ホームページの最初の画面 —— 出産・新生児の写真や分娩案内が中心になっていないか。現在の外来診療の内容と、それぞれの診療案内へ進むボタンに置き換える
  • 診療メニュー —— 「婦人科」の一語でまとまっていないか。検診、月経に関する相談、更年期など、実際に対応している項目を見つけやすく並べる
  • 以前の分娩ページ —— 今も分娩を取り扱っているように読めないか。休止した事実と、現在の診療範囲を明記する
  • 予約画面 —— 外来希望者がどの項目を選べばいいか分かるか。実際の予約方法に合わせて、診療内容ごとの選び方を案内する
  • Googleビジネスプロフィール —— カテゴリ、説明文、写真、リンク先が以前の体制のままになっていないか

予約画面まで必ず確認してください。外来診療を知らせるだけで終わらせず、患者が迷わず予約できるところまで整えて、初めて来院につながります。

なお、分娩を取りやめた経緯そのものを詳しく説明する必要はありません。患者が知りたいのは「今、自分の用事で行けるかどうか」です。

🔗名古屋のクリニックのMEO対策完全ガイド


お産の案内が目立つホームページで、下部の小さな「婦人科」リンクを丸で示した例


② 「産婦人科」という看板が持つ心理的な壁を下げる

診療内容を書き換えても、名称や長年の印象から「妊娠・出産の場所」という連想は残ります。とくに検診や更年期で初めて受診を考える人は、「自分が行っていい場所なのか」で迷います。

ここで有効なのは、来院の目的を具体的に示すことです。「こういうときにご相談ください」という形で、実際に多い相談内容を挙げておく。「妊娠していなくても受診できますか」「更年期かどうか分からない段階でも相談できますか」といった、患者が実際に抱く疑問の形で載せると伝わりやすくなります。自治体の子宮頸がん検診に対応しているなら、その案内も分かりやすい入口になります。公的な検診制度は、症状がない人が受診を決める数少ないきっかけだからです。

待合室での配慮についても、事実として伝えられる範囲で触れておくと、迷っている人の判断材料になります。ただし診療内容の説明は医療広告ガイドラインの対象です。効果の断定や体験談にならない範囲で、事実を淡々と書くのが安全です。

🔗医療広告ガイドラインチェックリスト


③ 転換の時期こそ、既存の患者に直接伝える

外来へ軸を移す時期は、これまで通っていた患者にも影響します。以前、自院で出産された方が、産後の体調や月経の相談、その後の検診や更年期の相談でも通い続けてくれるなら、それが外来診療を支える大切な基盤になります。

そのためには、体制が変わったことと、今後どんなことで相談できるのかを直接伝える必要があります。院内掲示や会計時の案内に加えて、LINE公式アカウントがあれば、登録している患者にまとめて届けられます。地域で人づてに伝わるより先に、通ってくれていた人に正確な情報が届いている状態を作っておくことです。



診察券を中心に、赤ちゃんの足と診察券を持つ女性を描き、出産後も相談できることを伝えるイラスト


よくある質問(FAQ)

Q. ホームページ全体を作り直す必要がありますか?

A. 必ずしもそうとは限りません。まずはトップページの構成と、Googleビジネスプロフィールの情報を現在の体制に合わせることが先です。そのうえで、ページ構造が分娩中心のまま残っていて整理が難しい場合に、リニューアルを検討する順序になります。

Q. 分娩を取りやめたことは、はっきり書くべきですか?

A. 問い合わせ対応の手間を減らすためにも、「現在、分娩は取り扱っておりません」と明確に書いておくほうが、患者にとっても親切です。そのうえで現在対応している診療内容を具体的に並べると、外来で来てほしい層にも伝わります。経緯の詳細まで説明する必要はありません。

Q. 承継で体制が変わった場合も同じですか?

A. 構造は同じです。医院の名前が変わらない以上、外から見た印象は簡単には変わりません。診療方針や体制が変わったのであれば、その内容を外から見える情報として更新しておかないと、以前の印象のまま判断されます。


まとめ

  • 分娩を扱わず婦人科外来に特化する転換は珍しくなくなったが、その変化は患者からは見えない
  • 情報の更新は診療体制の変更に比べて後回しになりやすい
  • 起きているのは、分娩の問い合わせは続く一方で、外来の案内は増やしたい層に届いていないという状態
  • 最初にやることは施策の追加ではなく、トップページ・診療メニュー・以前の分娩ページ・予約画面・Googleビジネスプロフィールの5か所の点検
  • 「産婦人科」という名称からくる思い込みは、来院目的の具体例と検診制度の案内でほどく
  • 転換期こそ、既存の患者に直接伝える。院内掲示・会計時の案内・LINEで


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どこから直せばいいか、一緒に確認します

無料相談では、次のような点を確認できます。

  • ホームページの最初の画面が、現在の診療内容を正しく伝えているか
  • Googleビジネスプロフィールとホームページの案内が一致しているか
  • 外来の診療案内から予約までの間で、詰まっている箇所がないか

「診療内容を変えたが、サイトが追いついていない」「何から整理すればいいか分からない」という段階からのご相談で構いません。メディクリックが、名古屋・愛知の婦人科クリニックの情報設計をサポートします。

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